DAY After route GIN
封鎖が解除された後、俺達は渋谷901前まで戻ってきた・・・
「あー!ようやく帰れるな まったく長い一週間だったぜ」
大きく背伸びをしながらアツロウが嬉しそうに言う
「ホント、長かったよね・・・コレだけのことがたった一週間で起こったなんて信じられない・・・」
ユズも感慨深げに言う
「でもさ、私たちが日本を救ったんだよね?助かったんだよね?」
ミドリちゃんが辺りを見回して尋ねる。
「そうだね・・・一週間、いろいろあったけどみんなで封鎖から出られて 本当に良かった」
ケイスケもまた嬉しそうだ
「・・・みんな、本当にありがとう 貴方達が居なかったら、私達政府は何も出来ずに
何の罪もない多くの国民を皆殺しにしていたと思う 沢山の人を助けられて 本当に良かった・・・ありがとう」
イヅナが俺達に向き直り 深々と頭を下げる
「今回の封鎖は、私の父 クズリュウが発端となり、沢山の方に被害を与えてしまいました・・・
ですが、皆さんのおかげで また元の日常を取り戻すことができ、本当に感謝しています・・・
天使達も今回の皆さんの活躍で人間の可能性を改めて確認したと言っていました
本当にありがとうございました」
アマネもどこか寂しそうに、それでもしっかりと頭を下げる
「な〜にいってんすか 水くさいっすよ 二人とも!
俺達は 出来る事をした それだけだ そんなに気にしなくていいんすよ!」
アツロウが明るく言う
「そうね・・・そうかもしれないわね」
「そうですね・・・」
二人が顔を見合わせて微笑んだ
「そうさ、俺達は出来ることをやって、それが封鎖の解除につながったってだけさ そうだろ?」
ジンさんが俺達に同意を求めた
「そうですね」俺の言葉に 全員が頷いた。
「今回の封鎖について、後日政府から連絡が来るかもしれん
盛り上がってるところ申し訳ないが、帰る前に連絡先を教えておいてくれないか」
伏見さんが話に割って入った
「あ、ソレ ケータイの番号とかでいいんすか? でもケータイ 圏外っすよ?」
アツロウがたずねる まだ封鎖内にいると思ってるみたいだ
「ちょっとアツロウ? もう封鎖解除されてるじゃん 何言ってんのよ」
ユズがそれに気づいてツッコミを入れる
「あ、そうだった やべ、封鎖ボケか?」
「アツロウ しっかりしてよ・・・」
アツロウのとぼけた声に ケイスケが呆れる
「ねぇねぇ! だったらみんなの携帯の番号 私にも教えて!」
ミドリちゃんが自分のパールピンクの携帯を掲げながら言った
「そうだな この際 全員の番号を知っとくってのも いいかもな」
ジンさんもメタリックブラックの携帯を取り出しながら言った
こうして俺たちは互いの携帯番号とメールアドレスを交換して
封鎖内を後にした
家に帰ってからは
心配していた両親の質問攻めに遭い、開放されたのは夜12時近くだった
俺は手早く服を洗濯機に・・・その前に手洗いか・・・放り込み
風呂に入って一週間の汚れを落とした
傷などは悪魔の力―-ディアとかメディアだとか――に治してもらったけど
さすがにいくつかの傷跡が残っている
俺の記憶以外に残る封鎖の痕跡は、もはや使えなくなった改造COMPと、これらの傷跡だけだった
部屋に戻ると 早速何人かからメールが届いていた
『to;ミタカ
from;ユズ
帰ってきたらお母さんにすごく怒られた(´・ω・`)
せっかく東京を救って帰ってきたのに・・・
そんなことも言えないし・・・でもすっごく
心配したんだって言われて すごく嬉しかった
ミタカ 一週間ありがとう 私、ミタカがいたから
(あ、アツロウもだけどww)頑張ってこれた
ケイスケ君も助けられた マリ先生も敵を討てた
何よりも封鎖を自分たちで解除させることが出来たし・・・
全部、ミタカがいなくて 私だけだったら 出来なかったと思う
本当にありがとうww』
『to;ミタカ
from;アツロウ
今日は疲れたな〜
俺のPCに親からメールがすっごいはいってて
も〜容量とかダメになりそうだぜ
でも俺たち本当にすごいよな!
自力で封鎖を解除させちまうんだから!!
あ、でも改造COMPを作ったのはナオヤさんだから
すごいのはこの場合ナオヤさんなのか?
まぁともかく ミタカ、お前がいてくれたおかげだよ
ありがとう
・・・でもさ お前の中のベルの力ってのは まだ
残ってるんだよな? それってお前は大丈夫なのかな・・・
またアマネかナオヤさんにも聞いてみるよ!』
『to;ミタカ
from;ジン
この一週間 本当に世話になった
お前たちがいなかったら 俺はアヤの好きだったこの世界を
元に戻せなかったと思う
ありがとう
封鎖中にもいってたと思うが 今度みんなで一杯やろうと思う
・・・未成年はアルコール抜きだがな
日時については、明日イヅナから集合するようにメールが入ってたから
その後でいいんじゃないかと思う お前の携帯にもメールが来てると思うが
もし都合が悪いなら また折り返し連絡してくれ』
「明日・・・集合?」
イヅナさんからだというなら 多分政府への詳細説明だろう
受信画面をスクロールすると 確かにイヅナさんからのメールが入っている
時間が20時とある辺り、多分封鎖が解除されて分かれてから
すぐに送ったものだろう
イヅナさんからのメールにカーソルを合わせ、メールを開いた
『to;ミタカ
from;イヅナ
今回の封鎖 貴方達がいなかったら 私は何も出来なかった
本当にありがとう
・・・早速で申し訳ないのだけれど
明日時間は空いているかしら?
政府の機関や議員たちが記憶が新しいうちにと
詳細報告を要求してきたの
疲れているとは思うのだけれど ごめんなさいね
明日私が迎えに行くから
朝の9:00までに準備しておいてもらえる?
念のため改造COMPも持って行くようにしておいて頂戴
服装は・・・まぁ普段どおりでもいいけれど 派手じゃないようにね
じゃ、今日はゆっくり休んで』
空いているかしらと聞いていながらも
ほぼ確定事項とみて話を進めているあたり
よほど早急にと要求されたんだろう
政府の機関は大変だな・・・なんて考えてる内に
俺は眠りに落ちていった・・・
次→
フレーム未対応、携帯電話の方は以下のリンクから戻ってください。
対応している方がこちらを押すと携帯用Topに戻ってしまいますのでご注意ください